ひろしまきもの遊びは
広島で気軽にきものを着る機会の創出とコミュニティづくりを目指して2005年に発足しました。
きものでのそぞろ歩きや
きものを着るからこそ知っておきたい所作やマナーのセミナーを開催したり
日常的に愉しめる和のことにふれあえるきっかけづくりに力を入れています。
私がきものを初めて着たのは確か成人式
あらためまして、代表の澤井律子と申します。
きちんと記憶に残っている私の着物体験は成人式。
振袖を着て、頭もそれなりにセットしてもらいましたが、
タクシーで移動するのもしんどくて、帯はぎゅぅ~って締められて苦しくて、
一緒にいたお友達は気分が悪くなるし・・・
「きものって窮屈」という印象を持っていました。
当然、あれからしばらく、きものとは無縁の生活を送っていました。
日本への関心度も低く、高校1年の時に体験したホームステイがきっかけで、
英語圏への憧れが強かった学生時代。
OL時代はよく海外旅行に出かけてました。
将来は海外で暮らしたい!という願望が強くなり、フリーになってからは、
年に一度、約1ヶ月間の海外生活を体験しながら将来の居住地を探していました。
ちなみに、一番のお気に入りはオーストラリア。(^.^)
そんな外国かぶれの私がきものとあらためて向き合ったのは2004年の8月。
「海外に住むことになったら現地の人に“日本”についていろいろ聞かれるかも・・・」と思った私は、
“日本文化=きもの”という単純な発想が浮かび、
そう思った日の新聞に掲載されていた「無料着付け教室」の連絡先に電話してました。(笑)
今思えば、そうした学校に行かないと日本の民族衣装であるきものが着れない・・・
というのは本当は悲しい現実なんですよね。。。
着ないと手順を忘れちゃいそうでしたので、最初のうちは練習をかねて、
自宅できものを着ていました。
そのうち、だんだんきものを着ているときの気の引き締まりが心地よくなり、
すすんできものを着るようになっていました。
海外逃亡の願望が強かった私ですが根は日本人なんでしょうか。(笑)
きものでの外出
ひとりできものを着付けて、お出かけしたのは2005年のお正月。
インターネットで購入したプレタのきものに母からもらった帯を締めて、
取引先さんにご挨拶。
ちょっぴり照れくさかったですが、「きれいね~」と言っていただき、
味をしめちゃいました。アハハ。
「きもの着たいけど着て行く場所がない・・・」ってよく聞きますが、
着ていく場所ならそこらへんにいっぱい!どこだっていんですよ~!
一人だと恥ずかしい? そんなあなたには私がお供いたします。(笑)
また、「格をあわせて」とよく耳にしますが、TPOに考えれば難しくありません。
洋服で言うならばお洒落なレストランに
カジュアルジーパンにスニーカーというスタイルでは行きませんよね。
きものなら、木綿きもの+下駄という装いをしなければいいだけのこと。
難しくとらえなくても大丈夫です。
皆さんのファッションのひとつに「きもの」という選択肢を増やしていってみませんか(^^)v
日本文化を海外に伝える!
私にとって、きものという日本文化と、外国文化は切り離せないものになっています。
あらためてきものと向き合うきっかけとなった海外移住計画。
いつか実現させたいと思っていますが、今、できることは、ここ広島で、「きもの」をキーワードに、年齢・性別・国籍を問わず、日本の伝統文化でもあるきものの知識や着こなしを知り、楽しみ方を広めていくことかなぁと感じています。
慣れてきたら、そのノウハウを持って、海外に出張講座しつつ、
住みやすい国を探していきたいです。。。
2017年には国内外の方に、きものを通じて和文化へのアンテナをたてていただきたいという想いが強まり、和カルknow~きもので日本文化体験~プロジェクトをスタートさせました♪