ベンジンを使った実践編も体験できた講座・・・
2008年6月1日(日)於:広島市まちづくり市民交流プラザ
食べこぼしが!ファンデーションが!ときものに付いた汚れを自分でなんとかしようとして大失敗(><)!という方も多いのではないでしょうか?
今回は、フリーペーパー「テルテル坊主で簡単お手入れ」の担当の方を講師にお招きして、“おうちで簡単にできるお手入れ”についてのセミナーを開催しました。
よく衿元や袖口の汚れにはベンジンを〜といいますよね。今回はそのベンジンを使った汚れの対処法を中心に、参加者さんにも染み抜きにチャレンジしてもらいました。
まず、間違ったベンジンの使い方を講師の方が実践してくださいました。
その方法を見ながら、あぁ、心当たりがあるぞ・・・だからシミが取れなかったんだ・・・だから輪ジミができたんだ・・・と開始早々みなさん興味津々です!
次に、正しいシミ抜きの方法を見せていただきました。
ベンジンの量や、きもののタオルへの置き方、叩き方、さらに乾かし方と順序や加減などなど、実際に目の前で見ることで、理解できたレクチャーとなりました。
参加者全員にベンジンやさらしが配られ、実際にファンデーションをつけたちりめんを使ってしみ抜きを実体験!
フリーパーパーのタイトルにもなっているテルテル坊主をさらし2枚で作り、ベンジンをたっぷり含ませポンポン〜
なんということでしょう♪ありえない量ついていたファンデーションが見事に落ちました。輪ジミもなくきれいな仕上がり。全員がきれいに成功しました!
最後は、きもののシワの取り方を教えていただきました。
これも、アイロンの温度や間に入れるさらしの湿りぐあいが重要。
また生地をピンと張る重しも必要なことがわかりました。
質問コーナーでは、帯の汚れは?とかドロハネ、汗などの種類別汚れについてや、普段の虫干しについてなどの説明がありました。
大切なことは、汚れたらスグに対処すること。
しかし、ベンジンは、油脂を溶かすものなので、お醤油などの水系のシミは自分で対処しないこと!これは何度も注意されました。
きもの(特に絹)に水は大敵で、雨の日にきものにかかった水滴さえも、サッサッと擦って拭かないで、軽く押さえるように拭くなど、ちょっとした対処の仕方できものへのダメージが大きく違うことも分りました。
縮緬を、ベンジンと水に同じように浸す実験では、水に浸けた方は悲惨な状態に!(*TдT*)
実際にベンジンの使い方がわかってさっそく家でやってみよう〜!とみなさんお土産のベンジンを大切に持って帰られました。
とても好評だったので、今回参加できなかった方のために、先生!第2弾をよろしくお願いします。