アンコールまで飛び出したお能勉強会
2008年5月9日(金)19:00〜20:00 広島市まちづくり市民交流プラザにて
去年に引き続き、今年もシテ(主役)をつとめられる能楽師観世流・吉田篤史氏のご協力により、尾道薪能の開演前日に勉強会を開催しました。
昨年も来られた方や吉田さんのお能教室の生徒さんなど、総勢38名とたくさんの方にご参加いただきました。
お能についての基本的な説明や狂言、歌舞伎との違い。尾道薪能「巻絹」で使用される「増髪」という面(オモテ)も実際に見せていただきました。面だけでなく、明日の舞の一部もご披露いただきました。
(本舞台の舞と少し違う部分がありますから、薪能に行かれる方はどこが違うか比較してみてくださいね〜というお楽しみもありました。)
また、結婚式などで謡われる「高砂」を独特の抑揚をつけて唱和しました。
勉強会当日は、RCCテレビの取材も入っており、参加者のみなさんも始めは少し緊張していましたが、吉田さんのユーモアも交えた分りやすいご説明に、会場もなごみ、最後の質問コーナーでは衣装や男女の舞の違いなど素朴な質問が多く出ていました。
いままで触れた事のない伝統文化というと、とかく敷居が高くて…と敬遠しがちですが、教えてくださる方は「お能」に限らずみなさん気さくに応じてくださいます。
“ひろしまきもの遊び”でも、このような「温故知新企画」を今後も広めていきたいと思います。楽しく「和」の文化を学んでいけたらいいですね。
(当日の様子の放送日は今のところ未定です。6月に入ってからのRCCイブニングニュースをご覧下さい。)