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『日本茶を楽しむ講座2月度:ぼてぼて茶』レポート

講師の田辺さんの出身地でもある出雲地方に伝わる「ボテボテ茶」。
古くは「たたら」で働いていた人たちが仕事の合間に飲んだ(食べた)お茶で、松江のお殿様松平不昧公がその地に行った時にボテボテ茶を知り、庶民にそれを広めた〜という説があります。
出雲のボテボテ茶の他にも沖縄のブクブク茶、富山のバタバタ茶とその地方独自のお茶があるそうで、その特徴についても教えていただきました。

いよいよ登場・本場のボテボテ茶
お抹茶でなく番茶(花入り)を使います。普通の茶筅より大きくその先もササラのように粗いものに塩をつけゆっくり泡立てていきます。

十分泡立ったら、その中に漬物、赤飯、黒豆、昆布、高野豆腐などを入れいただきます。基本は具材は細かく切ったものであることと、お茶菓子などは付かないこと。箸は使わずいただくのですが、初心向けに出してくださいました。

お抹茶の感覚では、なかなか泡が立ちません。また塩の加減でも泡の立ち具合が違うようです。苦労して、折敷をビシャビシャにして立てて、刻んだ具材を入れて・・・ススッといただく。

黒豆の甘さと昆布の紫蘇の香り、漬物の食感と塩加減、赤飯のモチモチ具合・・・
お、おいしいっ!!
初めての人はもちろんのこと、一度ボテボテ茶を飲んだことがある人も「前飲んだものと違う〜これは美味しい」と本場の味に感動していました。


今回初参加のKさん、田辺さんと一緒にお茶を習われている〜ということで、平日組みだけですがお手前を披露してくださいました。男性のお手前・・・凛々しくカッコイイですね。

週末組みは自分でお抹茶をたてて。。。この日、お抹茶を自分でたてたのが初めての参加者さん半分以上。とても良い体験となったようです。(^.^)



 
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか。(^.^)

さて、次回は“野点”です。お楽しみにっ!