一日和ごころ大学 レポート
参拝~美味しい日本茶~きものお手入れ 一日みっちり和の勉強(^.^)
2012/09/08
二回目となった「一日和ごころ大学」を9月8日に開催。
お天気が心配されていましたが、雨にあたらず、皆さん、予定通りのきものコーディネートでご登校。
朝早い時間からのスタートということで着付けに苦労された方もいらっしゃるようですが、全員揃ってのきもの姿を拝見できて、とても嬉しかったです。
「一日和ごころ大学」は朝から夕方まで、全3講座の和文化に触れあっていただきながら楽しく勉強していただくイベントです。
1時間めは「知っておきたい!神社での参拝について」
知っているようで知らなかったり、思い違いをしていたり、ここだけは押さえておきたい参拝のポイントなどをお話しいただき、実践していきます。
講義の前半はこちらの室内でお話を伺い、その後、外に移動して実践していきます。
講師は広島護国神社のねぎ、潮康史さんにご協力いただきました。
お辞儀の角度や、玉串拝礼のときの榊の持ち方や向きなど、お話を伺ったあとは、外に移動。
手水舎でのお浄め手順、本殿への歩き道、参拝の方法など、実践を交えながらの授業で、皆さんもしっかりマスターできたご様子。
真ん中は歩かない。
二拝、、二拍手、一拝拝。
お辞儀は90度。
拍手は右手を少し引く。
(その理由は諸説いろいろ)
おみくじは参拝した後で!
そして、良かったおみくじはお守りに。
お作法は知っていても、その理由や背景を知らないことも多々。
そのあたりを知っていくと、さらにお参りへの想いがこもりますよね。
暑い中、しっかり想いを込めて、お参りしました後は、ランチタイム。
お弁当をいただきながらも、お箸の使い方を勉強したりと、時間を無駄にしないのが一日和ごころ大学。あらためて日本箸教育講師の方をお招きしてお箸の使い方講座を開催する予定ですのでご都合があえばぜひご参加くださいね♪
ランチの後は皆さん、写真撮影がはじまっておりました~。
そして2時間めは「日本茶でおもてなし」。
まだ暑い頃。冷たくても美味しい日本茶の入れ方などを日本茶アドバイザーの田辺裕子さんに教わりました。
目からうろこの氷出し日本茶。その二煎め。一晩おいた水出し日本茶。
さらに、ソーダ割りの日本茶は飲んでびっくり。あっさりで飲みやすく、それでいておもてなししていただいてる感が最高です。
シメは冷抹茶!冷水でお抹茶をしゃかしゃかしました。
最後に氷をおとして、お好みでミルクを入れたら冷抹茶オーレに。
泡立てプロが登場したり、しゃかしゃかする姿を動画撮影したり
和気藹々とした穏やかな教室になるのも一日和ごころ大学の特徴(^.^)
どうでしょ。
小粋なお客様をおもてなしするときにぜひ実践していきたいことばかりで、皆さんも感動しっぱなしでした。
3時間め「きもの簡単お手入れレッスン」。
おうちで簡単にできるお手入れ方法を実践しながら学びました。
講師は龍光寺真二さん。以前にお手入れ講座を開催した際、大好評で
多くの方からリクエストをうけ、今回ふたたびの運びとなりました。
ベンジンを使ってのお手入れ、よく本で紹介されていますが、正直怖くて…
トライできてなかったと思いますが、コツやポイントが分かれば安心です。
コツを教わり、実践!
思いきりよくすることが大切。こちらもまた感動の声が飛び交っていました。
そして皆さん、真剣。
後半はシワのとりかた(アイロンのかけ方)を見せていただいたり
糸がぴっとでてきてしまったときの始末方法や
懐かし(?)のハイサッサが登場したり・・・
きものを着ていてよく発生する困ったことのメンテナンス法をたくさん学びました。
振り返ると・・・アッという間の一日でした。
二十四節気の白露(はくろ)も迎え、秋、冬ときものライフが楽しくなる季節。
きものを着るからこそチョットしておきたいたしなみが本日の一日和ごころ大学で満たされることを願っています。
「一日和ごころ大学」は年に一度、秋に開校します。
また来年、お会いできるのを楽しみにしています。
講師を務めてくださった潮さん、田辺さん、龍光寺さん、ありがとうございました。